Nurse Pulse 看護部ブログ「ナースパルス」

ナースエイドのエイ子さんリポート・その②

墨東病院の13階には「リハビリテーション室」があります。

入院患者さんでリハビリが必要な方を、そこに送り迎えするのも私達の仕事なの。
そう「リハビリ」という言葉、もう皆さんも知っているかしら?
今更、説明も何ですが、英語のRehabilitationの略語で「病気やケガで失われた、
基本的な日常生活動作を回復させる訓練」のことなの。
この場所は「OTPTST」の三つの部門に分かれているの。
これらも略語で、OTOccupational Therapy(作業療法)PTPhysical Therapy(運動療法)
STSpeech Therapy(言語療法)のことなの。
私達は今日リハビリをする患者さんのリストを見て「墨東太郎さん、0:20からSTあり」と確認し、

その時間までに準備をして患者さんをリハビリ室へ案内します。
車椅子が必要な患者さんには車椅子を用意して、看護師さんと一緒に移乗(いじょう)を介助します。
えいこさん車椅子

この移乗(いじょう)という言葉は医療の専門用語で、車椅子やベッドに患者さんを移すことなの。
歩ける人でも、めまいを起こしたり転んだりする場合があるので、
リハビリ室へ行く時は車椅子を使う場合が多いの。
ちなみに、私の病棟からリハビリ室へはちょっと距離がありエレベーターを使います。
だから患者さんの身だしなみにも気を付けなければならないの。
リハビリ室への搬送だけでもやることが沢山あるので結構忙しい。
でも、その行き帰りで患者さんと会話するのが結構楽しいの。
患者さんにとっても、私達と会話することが気分転換になるみたい。
特にコロナ下で、家族との面会を制限されている今、ほんのわずかなおしゃべりが、
淋しさを紛らわせているのかな。私達の名前も覚えてくれて
「エイ子さん、忙しいのに、いつもありがとね」とか言われて。こんな私でも、人の役に立てるんだって思うと、
嬉しくって元気が出るの。いつの間にか、患者さんからエネルギーをもらっているのよね。
それと、今月から夜勤が始まったの。その報告はまた次回ね。