Nurse Pulse 看護部ブログ「ナースパルス」

医療安全学習会で高齢者体験をしました!

今回は、『4点柵ってあぶないよ!~転倒転落予防のための医療安全学習会~』の様子をお伝えします。

 

入院患者さんは、高齢の方が多くいます。若い方もそうですが、入院中の生活でケガをしないように支援しています。

その中でも、「転倒転落予防」をしていくことはとても大事なことで、スタッフ全員で取り組みを続けています。

 

入院中はベッドでの生活になるため、ベッドから落ちないようにする対策として、

ベッド柵を使用しますが、一部あけて出入口として使用できるようにしています。
リスク①


4か所すべてにベッド柵をして出入口をふさぐことは、広い意味で身体抑制にあたります。また、ベッド柵を乗り越えようとすることでケガをしてしまうリスクも考えられます。

 

そこで実際にベッド柵をすべて使用した状況で高齢者体験を行い、ベッド周囲の環境にひそむリスクを考えてもらいました。

リスク②

参加した人からの感想として、

「体が重くて、思ったように動けなかった。リハビリなどのケアは患者さんの状態を考えて行っていこうと思った」

「ベッドの乗り降り、起き上がるのがとても大変。降りようとしても腕で支えられなかったら落ちそうだった」

「何気ない動作が想像している以上に困難で、その動作をどうにかしようとして転倒・転落につながっているケースがあるのではないかと感じた。無理な動作をさせないために、訪室時の環境整備が大切だと思った」

などの意見が聞かれました。

 

なかなか良い体験ができたようです。

 

スタッフみんなで協力して、患者さんがケガなく過ごせるような環境調整をしていきます!